ファッション界の天才イヴ・サンローランを知れる4本の映画
イヴ・サンローランとは?

おなじみのロゴ(@YSLBeautyJAPAN/公式Twitter)
イヴ・サンローランは「モードの帝王」と呼ばれたファッションデザイナー。また、その名を冠したファッションブランド。
私人としてのサンローランは、20代前半でその才能を認められ、ディオールの後継者となったことは有名ですよね。
また、ゲイ(同性愛者)としても知られており、イヴ・サンローランをブランドとして立ち上げたときには、恋人のピエール・ベルジェ(男性)が協力しています。
ブランドとしてのイヴ・サンローランは、アパレル部門の「イヴ・サンローラン(リヴ・ゴーシュ)」と、化粧品部門の「イヴ・サンローラン・ボーテ」に別れます。一般的には後者の方が馴染みがありますね。
ほとんどのアイテムにYSLのロゴが用いられてます。

リップなどの化粧品も人気がある(Copyright © Yves Saint Laurent Beauté All Rights Reserved.)
有名なコレクションは『スモーキング』や『サファリ・スーツ』、『モンドリアン・ルック』。
どの作品も時代を作った革命的なコレクションです。

『モンドリアン・ルック』(via SNAP FASION)
イヴ・サン・ローランを取り上げた映画
20世紀を代表するファッションデザイナーは、過去に何度か映画化されています。
『イヴ・サンローラン』(1994)
サンローランの住むアパートや別荘などで、サンローラン本人がインタビューに答えています。
実際に使われた衣装はもちろん、美術館並みとも言われる彼のコレクションもみどころ。
『イヴ・サンローラン』(2010)

あらすじ
2002年に引退し、2008年に亡くなった世界を代表するデザイナー、イヴ・サン=ローラン。ファッション界での確かな実績、カトリーヌ・ドヌーヴなど有名人との華麗な交流の陰には、50年も共に暮らしてきたパートナーしか知り得ない一面があった。そんなサンローランのキャリアと素顔を、貴重な映像や写真と共にひも解いていく。
シネマトゥデイ
本作より前に製作された映画です。イヴ・サンローランが亡くなったのが2008年ですから、その直後から製作が開始されたようですね。
ピエール・ベルジェ本人がインタビューに答えるようにして、思い出が語られるドキュメンタリーになっています。
サンローラン本人の映像も収録されています。
『SAINT LAURENT/サンローラン』(2014)

あらすじ
1967年、フランス・パリ。イヴ・サンローラン(ギャスパー・ウリエル)は斬新なコレクションを次々と発表し多忙を極めるとともに、カルチャーアイコンとしてもその名をとどろかせていた。しかし、サンローランはプレッシャーから次第にアルコールや薬に依存していく。
シネマトゥデイ
ギャスパー・ウリエルがイヴ・サン・ローランを演じた伝記映画。
サンローランの壮年期10年に焦点を当てている点が特徴です。つまり、世界的に認められ始め、スランプに陥る時期ですね。
SAINT LAURENT/サンローラン(字幕版) Prime Video
イヴ・サン・ローラン(2014年)

あらすじ
時代を変えた、伝説の天才ファッションデザイナー、イヴ・サンローランの華麗なるキャリアを築いた人生の“喝采と孤独”── 20世紀から現在に至るまで、揺るぎなき地位を築いたハイブランドの創始者にしてフランスが世界に誇る伝説のファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。彼の輝かしいキャリアと人生の、その光と影を描いた感動作。
Filmaraks
今作が同年製作の『SAINT LAURENT/サンローラン』と差をつけたのは、サンローラン公式が後援者として協力していることです。
ドキュメンタリーの場合は、撮影許可が必要になるので当然ですが、伝記映画でオフィシャル公認となるのは珍しいことです。しかも、全面協力として、財団による衣装の貸し出しが行われているのだとか。
サンローランとは公私ともに親密だったピエール・ベルジュも全面協力。
若き天才のサクセスストーリーといったところでしょうか?