『超高速!参勤交代』 このミッション、インポッシブルです!

 

 

『超高速!参勤交代』

 

 

表面

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2014年 日本

監督:本木克英

出演:佐々木蔵之介 深田恭子 伊原剛志 西村まさ彦(西村雅彦) 陣内孝則 寺脇康文 六角精児 上地雄輔(遊助) 柄本時生 市川猿之助 石橋蓮司 知念侑李

 

 

裏面

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あらすじ

江戸期、徳川吉宗の治める時代、お上に無理難題をおしつけられたわずか1万5千石の小藩があった。磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷(ゆながや)藩である。元文元年(1736年)春、湯長谷藩は、幕府から突然の参勤交代を言い渡された。湯長谷の金山を我が物にしようとする老中・松平信祝の差し金であった。期日は4日。通常の参勤交代では8日はかかる。しかも莫大な費用が必要であり、困窮した湯長谷藩には無理な話だった。藩主・内藤政醇は、小藩と侮った老中の仕打ちに激怒しつつも、知恵者の家老・相馬兼嗣に命じ、4日間で無事参勤交代を果たせる作戦を立てはじめた。それは、道中の人が見ているところでは渡り中間を雇って大人数に見せ、人のいないところでは藩の少人数のみで、山中を近道して駆け抜けると言う奇想天外な作戦だったのだ!そこに東国一の忍びと言われる戸隠流の抜け忍・雲隠段蔵を道案内役として雇うが、幕府の老中・松平も刺客を雇い、湯長谷藩の参勤交代を阻止しようとしていた…果たして湯長谷藩は、5日以内に参勤交代を果たし、無事に藩と領民を守ることができるのか!?(Firmarks)

 

 

表面

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中面1

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中面2

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裏面

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参勤交代について

 

歴史の教科書で、誰もが習ったことのある江戸時代の仕組みですよね。

(web.joumon.jp.net)

参勤交代(さんきんこうたい)とは、各藩の藩主を一年おきに江戸に出仕させる江戸幕府の法令のことである。(Wikipedia)

 

遠征の費用、江戸での滞在費は大名持ち。ですから、莫大な費用が必要で、諸藩は大変苦労しました

最も、それこそが幕府の狙いであり、反逆のための余裕を与えないようにしていたのですね。

 

各地方の主な藩の江戸までのおおよその道程・日数・大名行列の諸表(第19回 宇和島市民歴史文化講座「そこ・どこや」 2011年1月16日)

今作の舞台は東北地方。史実によると、全国的に見れば、日数は8~9日と短いことが分かります。「五日以内に参勤交代!!」の大変さを実感することができますね。

費用はどうでしょう? 一両を10万円で換算するとします。東北地方の経費は3000~5000両とありますから、3億円~5億円ということになります。大変な金額ですね・・・ しかしチラシには「参勤から戻ったばかりで貯蓄0!!」とあります。いったいどうなることやら・・・

史実と比較すれば、日数よりも費用の工面が大変そうですが、タイトルに「超高速」とつきますからね。どちらかというと日数短縮に四苦八苦するストーリーになるのでは?

 

 

湯長谷藩は実在した!?

 

幕府に無茶を命じられる貧乏藩として描かれる湯長谷藩は実在する藩です。

湯長谷藩(ゆながやはん)は、陸奥国南部(磐城国)磐前郡の湯長谷陣屋(現在の福島県いわき市常磐下湯長谷町家中跡)に藩庁を置いた藩。

江戸時代前期に磐城平藩の支藩として成立して以降、廃藩置県まで譜代大名の内藤氏(一時期遠山氏を称した)が14代にわたって続いた。石高は時期によって変遷があるものの1万石台の小藩で、丹波国などにも飛び地領があった。(Wikipedia)

磐埼中学校には湯長谷藩陣屋碑が建てられている(江戸の名残香を訪ねて)

 

さらに、主人公の内藤政醇も実在した藩主です。「忠孝・倹約・扶助」という藩法を定めたとされています。また、劇中では佐々木蔵之介が演じていますが、政醇は31歳で亡くなっていますから、年齢的には多少ズレがありますね。

 

湯長谷藩、内藤政醇ともに、特筆すべきところはなんら見当たらないように思えます。もちろん、無茶な参勤交代を命じられたという記録も残っていません。

脚本家の経歴を見ても、福島県との関わりはなさそうですし・・・

なぜ、湯長谷藩が物語の舞台に選ばれたのか。本編ではそういったところも注目しましょう!

 

 

城戸賞を受賞!

 

この作品の脚本は、第37回城戸賞を全審査員満点で受賞しています。

城戸賞とは

映画プロデューサー城戸四郎の理念にもとづき、城戸の名を冠した新人脚本家を発掘するため、映連「城戸賞運営委員会」が主催する賞である。1974年12月1日(映画の日)に制定された。受賞をきっかけに脚本家、映画監督、小説家になった者も多い(Wikipedia)

 

城戸 四郎(きど しろう)さんは、元松竹の会長です。

最新受賞作品は吉野耕平の『サムライボウル』。有名どころでは第16回『福本耕平かく走りき』や、第29回『忍ぶの城』(映画化タイトル:のぼうの城)など。

 

 

予告編

 

 

鑑賞後レビュー(※ネタバレを含みます

 

文字通り山あり谷ありの参勤交代
道中では災難ばかり。刺客に裏切り、他藩の行列。挙げ句の果てには殿が遅刻。さあ相馬、知恵を出せ!

 

時代劇の流行らない今の時代にあって、まさかのスマッシュヒットを飛ばしたのも頷けます

とにもかくにも脚本の勝利「参勤交代」に目をつけたところで勝負あった
必然的に目指すゴールは明確になる。あとは途中に仕掛けを投入すればいい。一本筋が通っていて非常に分かりやすい。
さらに、参勤交代のお堅いイメージを破る度に、サプライズと笑いを生むことが出来る。

 

物語のテンポ自体はスピーディーではない。でも参勤交代ってもともと「超低速」だからね。それに比べたら「超高速」と言っても間違いではないか・・・?

 

 

 

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