『醒拳』 ついに日の目をみたジャッキー・チェンの幻のカンフー・アクション!

1983年製作、 ジャッキー・チェン 主演の訳あり映画です。

成龍祭と銘打った『醒拳』『ジャッキー拳スペシャル』の二本立てで公開されたようです。

チラシ画像

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あらすじ

清朝末期の広東。末世流の極悪兄弟に命を狙われた六合八卦拳の使い手、チン兄弟は、それぞれが幼い息子を連れて別々に逃亡を図る。数年後、青年に成長したロン(ジャッキー・チェン)は、父から八卦拳を伝授されるが、ギャンブルとケンカに明け暮れる毎日を過ごしていた。一方、物乞い集団に匿われて生活していた従兄弟もまた、修行をサボり自堕落な日々を送っていた。ある日、街で末世龍兄弟に見つかり、父を殺されてしまったロンは、伯父をたよって物乞いの家を訪ねるが、そこにも末世流が現れ、伯父もまた無惨に殺されてしまう。残されたロンと従兄弟は協力して猛特訓を積み、末世流兄弟に仇討ちを挑む。

(Wikipedia)

とんでもないツギハギ作品

「ジャッキー幻のカンフー映画!」と謳っていますが、実はこの作品、ジャッキー・チェンはほとんど出ていません。それどころか、ジャッキーの知らぬ間に製作されています。

ジャッキーはこの作品について、「あまりにも粗末なので裁判沙汰にしようと思った」と自伝で語っています。

基本的には、『笑拳』のボツシーンや未公開シーンに、そっくりさんを使った映像を組み合わせて、製作されています。 ブルース・リーの『死亡遊戯』と同じ方法ですね。あの作品は、ブルース・リーの急死によって、やむ負えずでしたが。

とにかく、ツギハギだから、話がうまくまとまっていなくて、観ていて混乱してしまいます・・・ 逆に、ジャッキーファンなら見ておきたい一本かもしれません。

ロー・ウェイとジャッキー・チェンの不仲

なぜ、こんな訳アリ作品が生み出されたのか?

そこには、今作の製作総指揮を務めたロー・ウェイと、ジャッキーとの関係性に原因があります。

まだ駆け出しだったジャッキーはロー・ウェイ監督のもと、いくつかの映画に出演します。しかし、まったく人気が出ず、注目はされながらも、なかなかスターダムにのし上がることができませんでした。

ロー・ウェイ監督のジャッキー映画はシリアス路線だった『レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳』

そんな時、他の監督と組んだ『スネーキーモンキー 蛇拳』、『ドランクモンキー 酔拳』が大ヒット。さらにジャッキー自身もプロデュースに関わった『クレージーモンキー 笑拳』も同じく大ヒットし、ジャッキーは一躍大スターになります。

ジャッキー・チェンのコメディ路線がこのとき確立されたわけですね。

これを面白く思わないロー・ウェイ監督は、契約書を改ざんして、別会社に移籍しようとするジャッキーに無茶な条件を突き付けたりと、とんでもない暴挙にでます。 日本でも話題になった「ジャッキージャック事件」の発端となった出来事です。

まぁ結局は、いろいろ(長くなるので省略)あって、ジャッキーはゴールデン・ハーベストに無事に移籍することができるのですが、この事件の最中、ロー・ウェイ監督がジャッキーに無許可で製作した作品が、この『醒拳』というわけです。

鑑賞後レビュー

香港映画でたまにあるツギハギ方式のへんてこ作品。そのため、話の筋が掴みづらいが、基本的にはいつもの復讐劇。

前半は小道具を使ったユーモア溢れるジャッキーアクションだけど、後半は殺意バリバリでわりと見応えある。ここまで血だらけになるのは珍しい。
あの紅白のおじさんたちが緊張感あっていいキャラクター。

で結局。醒拳ってなに??

醒拳(字幕版)

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