『渇き。』 愛する娘は、バケモノでした。

 

 

『渇き。』

 

 

表面

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2013年 日本

監督:中島哲也

出演:役所広司 小松菜奈 妻夫木聡 清水尋也 二階堂ふみ 橋本愛 國村隼 黒沢あすか 青木崇高 オダギリジョー 中谷美紀 森川葵 高杉真宙

 

 

中面1

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中面2

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裏面

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あらすじ

容姿端麗な優等生の娘・加奈子(小松菜奈)が部屋に全てを残したまま失踪した。 元・妻の依頼でその行方を追うことを請け負った元父親・藤島昭和(役所広司)。 家族が破綻した原因が自分の性格や行動であることには一切目もくれず、自分の“家族”像を取り戻すことだけを夢想し、なりふり構わず娘の行方を調査する。 過去と現在の娘の交友関係や行動をたどりながらやがて、今まで知らなかった娘・加奈子の輪郭が徐々に浮かび上がっていく。 果たして父は娘を見つけ出し、あの頃夢見た“幸せな家族”を取り戻すことができるのだろうか?(Firmarks)

 

 

原作は、深町秋生による推理小説『果てしなき渇き』

 

原作は、第3回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作の『果てしなき渇き』

深町秋生という作家は知りませんでしたが、この作品がデビュー作なんですね。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。一方、三年前。級友から酷いイジメにあっていた尚人は助けてくれた加奈子に恋をするようになったが…。現在と過去の物語が交錯し、少しずつ浮かび上がる加奈子の輪郭。探るほどに深くなる彼女の謎。そして用意された驚愕の結末とは。全選考委員が圧倒された第3回『このミス』大賞受賞作品。読む者の心を震わせる、暗き情念の問題作。(「BOOK」データベースより)

 

「渇き」というタイトルの映画はたくさんあるので、そのうちのどれかのリメイクだと思っていましたが、原作本が存在したんですね。『果てしなき渇き』自体も初の映画化です。

 

 

小松菜奈の長編映画デビュー作

 

雰囲気のある女優ですよね。

今でこそ数々の映画で主演を務める彼女ですが、長編デビュー作はこの『渇き。』。オーディションによって中島監督に発掘されました。中島監督は『下妻物語』でも、演技経験の無かった土屋アンナを抜擢し、女優デビューさせています。

今作には二階堂ふみや橋本愛、森川葵などの勢いのある若手女優も出演していますが、彼女らを差し置いて、主演に抜擢されたわけですね。

そして見事、今作で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。

 

後の出演作としては『バクマン。』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『溺れるナイフ』など。マーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』ではハリウッドデビューも果たしました。

 

 

監督は鬼才中島哲也

 

邦画界ではかなりクセの強い映画監督と言えるでしょう。

(Photo:Yukari Yamaguchi)

 

主な監督作は『下妻物語』、『パコと魔法の絵本』、『告白』など。独特な世界観強烈なキャラクターが特徴です。今作でも

「嫌な人間しか出てきませんが、その人間たちが生きていく“ものすごいエネルギー”を表現したいと思っていたので、『コントに見えてもいいから派手にやって』と言って放り出した」(シネマトゥデイのインタビューより)

と語っています。

 

 

予告編

 

なんだか色々と詰め込まれていて良く分かりませんね・・・

「劇薬エンタテイメント」という触れ込み通り、目まぐるしく物語が展開していきそうです。

 

 

鑑賞後レビュー(※ネタバレを含みます

 

性と暴力シーン。韓国映画っぽい脚本に、サイケデリックな演出と、アニメーションを混ぜ込んだ感じ。ぐちゃぐちゃにめちゃくちゃで面白い。

 

小松菜奈演じる明るくも影のある加奈子は、神秘的で魔性の女怪しくも美しい説得力のあるキャラクター

その他のキャストも、設定が設定なだけに、ぶっ飛んだ演技が白々しくなく、気持ちよ〜くキマっていました。

 

こういう万人受けを狙わないマニアック映画がもっと流行ればいいなぁ。あっ!この雰囲気はこの監督だ!ってなる邦画が少な過ぎるんだよね。

 

 

 

 

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