『ディーン、君がいた瞬間』 彼の〈今〉を永遠に それが僕の使命だった。

 

 

『ディーン、君がいた瞬間』

 

 

表面

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2015年 イギリス

監督:アントン・コービン

出演:ロバート・パティンソン デイン・デハーン ジョエル・エドガートン ベン・キングズレー クリステン・ヘイガー アレッサンドラ・マストロナルディ ケリー・マックレアリー サラ・ウェイスグラス クリスチャン・ブルーン ロン・ホワイト

 

 

裏面

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あらすじ

1955年、アメリカ。マグナム・フォトに所属する、野心溢れる若手写真家デニス・ストックはもっと世界を驚嘆させる写真を撮らなければと焦っていた。無名の新人俳優ジェームズ・ディーンとパーティで出会ったストックは、彼がスターになることを確信し、LIFE誌に掲載するための密着撮影を持ち掛ける。ディーンを追いかけ、LA、NY、そして彼の故郷のインディアナまで旅するストック。初めは心が通じ合わなかった二人だが、次第に互いの才能に刺激されていく。そして彼らの運命だけでなく時代まで変える写真が、思わぬ形で誕生するのだが──。(Filmarks)

 

 

ジェームズ・ディーンとは?

 

わずか4年という短い俳優人生で、後世に大きな影響を残した伝説の俳優です。

主な出演作は、『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』など。

 

最初に主演を務めた『エデンの東』で、すぐさまアカデミー主演男優賞にノミネート。さらに、同年の『理由なき反抗』と『ジャイアンツ』でもアカデミー賞にノミネートされています。

これだけでも、いかに突出した才能であったかが分かります。

特に『理由なき反抗』の影響力は凄まじく、当時の若者に絶大な影響を与えました。

ジェームズ・ディーン演じるジムに多くの若者が共感した

 

ジェームズ・ディーンは交通事故によって突然の死を迎えます。そのとき乗っていたポルシェ・スパイダー550は、今でも呪われた車として言い草になっており、様々な臆説を呼んでいます。

葬儀には、全米中から多くの若者が駆け付けたことで有名です。

 

 

注目のイケメン俳優デイン・デハーン

 

今作でジェームズ・ディーンを演じたのは、注目の若手俳優デイン・デハーン

鬱屈した雰囲気で人気急上昇中(Photo by Neil Grabowsky)

元々はブロードウェイ俳優。

何本かのTVドラマに出演した後、『クロニクル』で主演を務める。 『アメイジング・スパイダーマン2』では、主人公の親友役として、世間の注目を浴びます。

個人的には、メジャー映画よりも、近年出演しているようなミニシアター系で、最も輝く俳優だと思います。

 

年齢は32歳で、意外と若くないなという印象。注目されたのは最近なので、てっきり若手俳優かと思っていました。ちなみに既婚者です。

 

 

デニスの撮影した作品を見てみよう

 

この作品のもう一人の主人公、デニス・ストックにも迫ってみましょう。

ハリウッドスターの写真を多く撮影している(Dennis STOCK, American photographer. Photograph by René BURRI.)

 

彼もまた、「ライフ」誌の新人写真家コンテストで最優秀賞を受賞した、若き天才です。

1957年からマグナム・フォトの正会員として活動し、2010年に81歳で死去しています。

 

雨のニューヨークタイムズを歩くジェームズ・ディーン(© Dennis Stock/Magnum Photos)

彼の撮影した最も有名な写真ではないでしょうか? まだジェームズ・ディーンが無名の頃の写真です。

今作で描かれるのは、このあたりのエピソードになると思われます。

 

ニューヨークのバーバーショップにて散髪するジェームズ・ディーン(© Dennis Stock/Magnum Photos)

こんなオフショットも。

個人的にとても好きな作品。二人の信頼関係あっての写真ですね。作中で取り上げられたら嬉しい。

 

 

予告編

 

あの写真の誕生の瞬間が!

もはや、カメラマンと被写体という関係を超えているように見えます。

 

鑑賞後レビュー(※ネタバレを含みます

 

予備知識は必要ない。

 

ジェームズ・ディーンという若手俳優がいたこと。彼の才能に魅入られた一人のカメラマンがいたこと。
この二人の交流を切り取った束の間の物語

 

デイン・デハーン演じるジェームズ・ディーンは、気怠げで溌剌とした雰囲気はありません。若手写真家デニスも同様です。
舞台は違えど、それぞれの世界で名を馳せた2人は、この若さですでに成熟しきっている

 

カメラマンと俳優というコンビが良いなぁ。
写真はその瞬間を切り取って、永遠に収めることができるから、ジェームズ・ディーンのスター性や物悲しさは失われない。たとえ、本人がいなくなってしまっても。

「君がいた瞬間」という邦題はよくよくこの作品を表していると思います。

 

 

 

 

 

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